金縛りは霊が原因?見分け方や体が動かない理由を解説

金縛り 原因

夜中に突然体が動かなくなって、声も出せない。

そんな金縛り体験をしたことはありませんか。

古くから「悪霊の仕業」と恐れられてきた金縛りですが、医学的に説明されている現象でもあります

しかし、中には本当に霊的な原因があるのではないかと感じる体験をする人も少なくありません。

本記事では、金縛りの原因や霊的な金縛りの見分け方について解説します。

金縛りについて知ることで、不安や恐怖を軽減し、安心して眠れるようにしましょう。

金縛りとは?どうして体が動かないの

金縛りは、睡眠中や目覚めかけた時に、突然体が動かなくなる現象です。

ほとんどの場合は数秒から数分間続き自然に解消します

決して珍しいものではないため、多くの人が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

しかし体が動かないだけでなく、押さえつけられたような感覚があったり、誰もいないはずなのに人の気配を感じたりと恐怖や不安を覚える人もいます。

そんな金縛りの原因には、2つのタイプがあるため、詳しく見ていきましょう。

霊的な金縛り

古来日本では、金縛りの原因を「霊や悪霊によるもの」とされてきました。

怪談話でも、死霊や怨霊が胸に乗って動けなくさせるといった話が多くあります。

体調が悪い時や精神的に疲れている時などは悪霊に付け込まれやすいため注意が必要です。

また、面白半分に心霊スポットに行くと、霊を連れて帰ってしまうことがあります。

肝試しに行った後から金縛りになったなど、きっかけに思い当たりがある人は霊が原因である可能性が高いでしょう。

霊が原因で金縛りにあった場合は、塩によるセルフ浄化がおすすめ。

粗塩で体を洗う、粗塩と日本酒を入れたお風呂に浸かるなどすると効果的です。

他にも、神社やお寺で祈祷された清め砂を玄関にまく方法もあります。

いずれの方法でも、行う際は1回で終わらせるのではなく、最低でも1週間は続けましょう。

力の強い霊のせいで金縛りにあっている場合、1~2回では解決しない場合がほとんどです。

たとえ霊的な金縛りではなかったとしても、邪気を払いつつ開運につながる方法でもあるため、やってみて損はありません。

セルフ浄化を1週間以上続けても金縛りが続く場合は、強い霊が原因の可能性が高いため、お寺でお祓いをしてもらいましょう。

睡眠の質が原因の金縛り

医学的に、金縛りは睡眠サイクルの乱れから生じる現象として説明されており、医学的に「反復性孤発性睡眠麻痺」と呼ばれています。

私たちの体は、眠っている間に「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という2つの状態を繰り返しています。

「レム睡眠中」は筋肉の活動を抑制していますが、脳は活動しているため夢を見やすいのが特徴です。

そのため、夢の中では動けても実際には体は動いていません。

金縛りは、このレム睡眠中に脳だけが目覚めることで起こります

脳は起きているのに体はまだ眠っている状態であるため、まるで体が麻痺しているかのように動きません。

そして、先述の通りレム睡眠中は夢を見やすい状態にあります。

人の影が見えた、誰かに触られた、何か耳元で聞こえたなど、心霊現象のような幻覚や幻聴を体験する人がいるのは夢を見ているためです。

睡眠不足や不規則な生活を送っていると、このレム睡眠とノンレム睡眠のリズムが崩れやすくなり、金縛りが起こりやすくなるため注意しましょう。

金縛りが霊的なものである場合の見分け方

  • 強い恐怖感や圧迫感
  • 特定の場所や時間帯に頻繁に起こる
  • 幻覚や幻聴を伴う
  • 体調不良が続く

金縛りが霊的なものが原因である場合、上記のような特徴があります。

特に特定の場所で頻繁に起こる場合は霊が原因でほぼ間違いありません

たとえば、引っ越し先で突然金縛りが始まった、特定の部屋でのみ金縛りが起こる、家族や訪問者も同じ場所で同様の体験をするといったことです。

そういった場合は、その場所に何らかの霊的要因がある可能性が高いでしょう。

金縛りが霊的な物でない場合の見分け方

  • 睡眠不足、不規則な生活
  • 強いストレス、不安
  • 仰向けで寝ている
  • 過去に金縛りの経験がある

金縛りのほとんどは医学的に説明が可能で、一番大きな原因は睡眠の質の低下です。

先述の通り、睡眠不足や不規則な生活を送っていると、レム睡眠とノンレム睡眠のリズムが崩れて、金縛りになりやすくなります。

また、金縛りの経験があるとその不安感やストレスからさらに金縛りを引き起こすこともあるため注意が必要です。

他にも仰向けで寝ているときに金縛りにあいやすいという傾向があるため、横向きに寝るようにするのもよいでしょう。

規則正しい生活や適度な運動などを心がけても金縛りにあう場合は、他の病気である可能性もあります。

原因に心当たりがない場合は、睡眠外来や心療内科の診察を受けてみましょう。

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