世の中には、信じられないような能力を持つ人間が存在します。
今回は、特殊能力10選を紹介するとともに、実際に驚きの能力を保有する人物にスポットを当ててみました。
もしかしたら気がついていないだけで、あなた自身が特殊能力の持ち主かもしれませんよ!?
人間の特殊能力10選
絶対音感
絶対音感とは、ある音を聴いただけで音の高さが識別できる能力のこと。
その能力は、楽器に限らず、サイレンやエンジンの音に対しても発揮されます。
つまり普通の人にとって雑音と感じるものでも、「ラの音」というふうに識別できるんですね。
実は、日本では音楽家の約7割が絶対音感を持っているといわれているのですが、これは他の国と比べて多いのだそう。
日本語は同音異義語が多いため、アクセントによって聴き分けていますよね。
そういったことも理由の一つではないかといわれています。
絶対色感
色には、色相・明度・彩度の3属性があります。
ある色を見ただけで、3属性をピタリと言い当てることができる能力を「絶対色感」といいます。
他の色と比較することなく、その色の3属性を特定できるため、どんな場面でも同じ色を正確に選べるのだとか。
インテリアはもちろん、ファッションやメイクなど、いろいろなシーンで力を発揮する特殊能力だといえます。
絶対味覚
絶対味覚とは、料理に使用されている調味料や材料をすべて正確に言い当てられる能力のこと。
まさに料理人にとっては、喉から手が出るほど欲しい特殊能力ではないでしょうか。
共感覚
共感覚とは、二つ以上の感覚を同時に感じられる能力のことです。
たとえば、ある音を聴くと特定の色のイメージが浮かぶなどが、共感覚に当たります。
音の刺激だけを受けたにもかかわらず、それが音と色の両方の知覚経路につながるので、このような現象が起こるのだそう。
普通の人間からすると、理解するのが難しい感覚かもしれませんね。
霊感
霊感とは、目に見えない力によって、常識的範囲を超えた知覚や感覚を得ること。
少しわかりにくいかもしれませんが、ただ単に霊が見えるということではなく、普通では考えられないような不思議な現象を捉えられる能力といっていいでしょう。
歴史上で霊感を備えていた人物といえば、卑弥呼や聖徳太子、安倍晴明などが思い浮かびます。
怖いながらも、少し憧れてしまう存在だと思いませんか。
エコーロケーション
エコーロケーションとは、反響定位とも呼ばれるもので、音の反響によって物体の方向・距離・大きさまでわかる特殊能力のこと。
コウモリやイルカが持っている能力と聞くと、なるほどと納得する人も多いかもしれません。
人間の中にも、エコーロケーションができる人がいたとしたら、ちょっと驚きですよね。
実は、病気で眼球を切除したことによって、この能力を獲得した人物がいます。
驚くべきことに、その人物は目が見えないにもかかわらず、バスケットボール・スケートボード・マラソンなどができたのだとか。
人間の能力には計り知れないものがあるとわかりますね。
未来視・過去視
未来視とは、未来予知の一種です。
未来予知は文字通り、未来に起きる事象を予知すること。
つまり未来視とは、視覚的に未来を予知できる能力といえます。
一方の過去視は、過去に起きたことを視覚的に視ることができる能力。
過去視には、物体を通して過去を視る方法と人物を通して過去を視る方法があります。
前者は「物に刻まれた過去」を、後者は「人に刻まれた過去」を視るのだとか。
人物を通す過去視の場合は、前世の記憶が視えることもあるというのですから驚きですよね。
透視
透視能力とは、物を通過して、向こう側を視ることができる能力です。
能力が高ければ、人間の体内も透視できるため、胃潰瘍や腫瘍の位置を特定できるのだそう。
医者より正確に病名を当てる透視能力者も存在すると聞きます。
実際に体内が透視できたらとてもおかしな気持ちになりそうですが、人助けになるのですから、やはり素晴らしい能力といえますよね。
サイコキネシス
サイコキネシスとは、いわゆる超能力の一種で、念じるだけで物を動かせる能力。
アニメや映画に出てくることが多いので、知っている人もいるかもしれませんね。
念力やテレキネシス、PKなどの別称もあります。
身近にサイコキネシスができる人がいたら、どんなことをしてもらおうかなと考えるだけでも楽しいですよね。
映像記憶能力
映像記憶能力を持つ人は、カメラのように風景をそのまま記憶できるのだとか。
サヴァン症候群の人によく見られる特殊能力だといわれています。
スマホのカメラで写真を撮って保存する方も多いと思いますが、映像記憶能力があればそれが脳内でできてしまうわけです。
みなさんも、勉強やビジネスに役立ちそうな能力だと思いませんか。
超回復力
人間の体は、腕立て伏せなどのレジスタンス運動をすることで、筋線維の破壊・修復を繰り返す仕組みになっています。
その修復の過程で、前の筋線維よりも強くなる段階があり、それを超回復と呼びます。
筋線維は、24~72時間かけて回復するといわれているため、運動後に休息と栄養をとることが重要なのだとか。
超回復力を身につけたいのであれば、やみくもにトレーニングするのではなく、インターバルをとることが大切です。
特殊能力を持った人間5選
ここからは、特殊能力を持った人間について紹介しましょう。
ケビン・リチャードソン
ケビン・リチャードソンは、動物と対話できる特殊能力を持った人物です。
ライオンやハイエナ、チーターなど、普通なら近づくことも危険な動物たちと通じ合うことができたのだとか。
時には、猛獣たちとじゃれ合う姿を目撃されたこともあるらしいですよ。
ハロルド・ウィリアムス
ハロルド・ウィリアムスは、ギネスレコードに記録されているマルチリンガル。
彼が習得した言語の数は、なんと58にものぼります。
普通の人は、2〜10言語程度しか習得できないというのですから、その能力のすさまじさがわかりますよね。
そして、世界最大の週刊ニュース誌「TIME」の編集者だったという彼。
きっとずば抜けた特殊能力が、仕事に活かされたことでしょう。
アレックス・オノルド
アレックス・オノルドは、恐怖を感じないロッククライマー。
恐怖を感じる画像を見せると、普通は脳の中にある扁桃体の働きが活発になるのだとか。
しかし同じ実験をしたところ、彼の扁桃体は一切活動しなかったそうです。
といっても、脳の構造が特殊というわけではないので、なぜ彼が恐怖を感じないのかは謎に包まれたまま。
一説では、類まれな集中力によって、「脳の活動を抑えている」のではないかといわれています。
町井勲
町井勲は、並外れた俊敏性を持つ居合術家です。
居合術とは、目にも止まらぬ速さで刀を抜き、すかさず斬りつける剣術のこと。
町井氏の居合のスピードはずば抜けており、なんと自分に向かって発砲されたBB弾を両断したことがあるのだとか。
こうした特殊能力は、遺伝やトレーニングによって発揮されるといわれていますが、詳しい内容については現在も研究が続いています。
川越達也
川越達也は、さきほど紹介した「絶対味覚」を持った料理人です。
川越氏には、コップの水に醤油を一滴たらしただけでもわかる、見分けがつきにくいカレイとヒラメの味の違いがわかるなど、数々のエピソードがあります。
彼の場合、特殊能力を最大限に活かせる職業についたといえますよね。