「心霊スポットに行ってみたい」と思うホラー好きは少なくないはず。
しかし、軽い気持ちで心霊スポットに行くのは非常に危険です。
ルールを守らないと、後で大変な思いをする可能性があります。
この記事では、心霊スポットでやってはいけないことや注意点を詳しく解説するので、行く予定がある人はしっかりと頭に入れておきましょう。
心霊スポットでやってはいけないこと8選
心霊スポットでは、決してやってはいけないとされる行動があるとご存知ですか?
まずは心霊スポットでやってはいけないことを8つ解説しますので、くれぐれも行わないように気をつけましょう。
線香をあげる・塩を盛る
一見すると正しい行動のように思えますが、実は線香をあげたり塩を盛ったりする行為はNGです。
線香をあげると、霊が「自分のことを気にかけてくれているのは誰だろう?」と寄ってくる可能性があります。
また、盛り塩には場を清める効果があるため、塩を盛ると「自分のことを追い出そうとしている人がいる」と霊が怒ってしまうかもしれません。
余計なことはせず、心霊スポットに辿り着いたら静かに手を合わせて成仏を願いましょう。
見よう見まねの除霊・供養を試す
見よう見まねの除霊や供養も、心霊スポットでやってはいけないことの一つです。
除霊は霊をその場から祓うことを目的として行うため、盛り塩と同じように「誰かが自分を追い出そうとしている」と霊が勘違いして怒る可能性があります。
供養はお供えものを捧げて冥福を祈る行為ですが、素人が強い念を持つ霊と対峙するのは危険です。
面白半分で真似するくらいなら、そっと手を合わせて「成仏してください」と念じましょう。
落ちているものを持って帰る
心霊スポットに落ちているものを持って帰ることは、大変危険です。
霊はその場所に念があるのか、それともその物に念があるのかわかりません。
仮に後者だった場合、霊を連れて帰ることになります。
持って帰るだけでなく、心霊スポットにある木や石、建物などに無闇に触れることも控えましょう。
また、心霊スポットに所有者がいる場合、何かを持ち帰ると窃盗罪になる可能性もあるので気をつけてください。
単独行動する
心霊スポットでは単独行動もNGです。
霊的な意味はもちろん、心霊スポットは山奥や廃墟など危険な場所にあることが多く、何らかのトラブルに遭遇した時に助けを呼べない可能性があります。
スマートフォンを持っていたとしても、電波が繋がらないケースも多いため油断は禁物です。
必ず2人以上で行動し、複数人いる場合はこまめに人数確認を行うことを心がけてください。
違和感を覚えてもそのまま進む
心霊スポットに行った時、または心霊スポットに行くと決めた時に、得体の知れない違和感を覚えたらすぐに中止しましょう。
直感は科学では証明できない不確かなものですが、意外と頼りになるものです。
もちろん違和感を無視して進んでも何も起こらない可能性もありますが、何かが起きてしまっては取り返しがつきません。
寒気がする、頭痛に襲われる、なぜか不快になったなど、何か違和感を覚えたら引き返すのがおすすめです。
一点をずっと見つめる
心霊スポットへ行くと、不意にある場所が気になることがあるかもしれません。
そんな時に「なんだろう?」と一点をずっと見つめる行為も、心霊スポットでやってはいけないことの一つです。
心霊スポットでは霊感がない人でも霊からのメッセージをキャッチすることがあり、なぜか気になる場所には何かを伝えようとする霊がいる可能性が高いです。
見つめることで霊が近寄ってくるかもしれないため、気になる場所ほど視線を送らないように意識しましょう。
死者への冒涜にあたる行為や言動をする
心霊スポットにある建物に落書きをする、自然を荒らす、ゴミを捨てるなど、非常識な行為は当然やってはいけません。
死者を冒涜するような言葉を発するのも厳禁です。
生きている人間と同じように、霊も怒る可能性があります。
そもそも落書きやものを捨てる行為は、器物損壊や不法投棄に当たります。
心霊スポットではふざけたり騒いだりせず、礼儀正しい振る舞いを心がけてください。
弱気になる
心霊スポットでやってはいけないこととして、弱気になることも挙げられます。
「無事に帰れるかな」「霊に取り憑かれたらどうしよう」など気持ちが弱くなると、霊がここぞとばかりに近寄ってくる可能性が高いです。
「霊なんて怖くない」といって霊を冒涜する行為に走るのもやってはいけないことですが、弱気になるのも避けましょう。
心を強く持つ自信がないのであれば、心霊スポットに行かないほうが身のためです。
心霊スポットに行く時に準備すると便利なもの
心霊スポットへ行って無事に帰ってくるためには、事前準備が大切です。
続いては心霊スポットに行くときにあると便利なものを5つ紹介するので、可能な限り用意して当日を迎えましょう。
ロープ
心霊スポットに行くときにあると便利なものとして、まず挙げられるのがロープです。
特に足場の悪い山奥の心霊スポットに行く場合、ロープがあると足を滑らせたり踏み外したりした時に転落するのを防げます。
廃墟の場合は床が抜ける可能性がありますが、ロープさえあれば登れるので安心です。
さらに、同行者同士を繋いでおけば、離れ離れになったり迷子になったりするのを防げるでしょう。
懐中電灯
心霊スポットは基本的に暗いです。
明かりがないと何も見えない可能性が高いため、懐中電灯があると良いでしょう。
スマートフォンのライトでも代用できますが、バッテリーの減りが早くなり連絡手段がなくなる可能性があります。
懐中電灯はスマホのライトよりも明るく、使い勝手も良いため一つあると安心でしょう。
懐中電灯と、不安であれば交換用の電池も用意しておくのがおすすめです。
モバイルバッテリー
心霊スポットへ行く時は、モバイルバッテリーがあると便利です。
スマートフォンは外部と連絡をとる唯一の手段であるため、充電がなくなると万が一の時に助けを求められなくなります。
おすすめはさまざまなタイプの充電ができるモバイルバッテリーを持参すること。
スマートフォン以外のアイテムの充電がなくなった時や、仲間のスマートフォンのバッテリーが切れた時にも対応できます。
また、くれぐれもモバイルバッテリー本体の充電を忘れないようにしましょう。
方位磁針
方位磁針も、心霊スポットに行く時にあると便利なアイテムの一つです。
スマートフォンにも内蔵されていますが、万が一充電がなくなったり壊れたりした時に、道がわからなくなる可能性があります。
そんなに大きなものでもないので、もしもの時に備えて持っておくと良いでしょう。
さらに「心霊スポットで方位磁針を見たら方位が狂っていた」など、心霊現象をキャッチできるかもしれません。
スピリットボックス
「スピリットボックス」とは、心霊現象や超常現象の調査を目的として作られた通信機のようなもの。
霊感がなくても使用でき、スピリットボックスを通して霊や霊界と通信できます。
「ここにいますか?」など簡単な質問であれば霊が応答してくれる可能性もあり、心霊スポットで霊と出会える可能性や対話できる可能性が高まるでしょう。
ただ、スピリットボックスを使用することは心霊スポットにいる霊に深入りすることになるため、くれぐれも注意してください。
心霊スポットに行く時に注意することは?
心霊スポットで注意すべきなのは、幽霊だけではありません。
他にも安全のために配慮すべき点がたくさんあるため、この項目では心霊スポットに行く時の注意点について詳しく解説します。
行くなら事前に許可を得る
心霊スポットには所有者がいるケースが多いです。
特に廃墟の場合は、持ち主や管理している会社が存在する可能性が高いため、訪れる場合は必ず事前に許可を得ましょう。
無断で立ち入ることは不法侵入罪にあたり、見つかると罪に問われます。
また、許可を取ろうとすると断られる可能性がありますが、その場合は諦めることが大切です。
許可が下りなかった時、または持ち主や管理会社が見つからない時は断念し、事前に許可を取れる心霊スポットを探しましょう。
野生動物に襲われる恐れがある
心霊スポットの場所によっては、野生動物が多く生息している可能性があります。
熊やイノシシなどの大型動物に出くわした場合は命の危険に関わるため、あらかじめ予防策を考えておきましょう。
また、スズメバチやヘビなど有毒な虫・動物にも注意が必要です。
暗闇だとスズメバチやヘビを察知しにくいため、気づいた時には刺されたり噛まれたりしていることもあります。
なるべく露出は控え、事前に対処方法を頭に入れておくと安心ですよ。
事前に家族や友人へ連絡しておく
心霊スポットに行く場合は、必ず家族や友人に知らせておきましょう。
何らかのトラブルに巻き込まれた時に、家族・友人が気づいてくれる可能性があります。
ポイントは行く場所と日時をできるだけ正確に伝えておくこと。
曖昧に伝えると、こちらが連絡が取れなくなった時に対応できなくなるかもしれません。
また、心霊スポットに行くことを反対された場合は、素直に家族・友人の意見を聞き入れて中止することも検討しましょう。
しっかり人数を確認しておく
心霊スポットに複数人で行く場合は、必ず人数を確認・把握しておきましょう。
仲間がいなくなっていることにすぐ気づければ、迷子や失踪を防げます。
集合時と解散時に確認するのはもちろんのこと、グループに分かれて行動した後や場所を移動した後など、とにかくこまめに確認することが大切です。
全員が人数を把握できるように、周りに迷惑がかからない程度の声で点呼すると良いでしょう。
また、人数だけでなく体調も合わせて確認すると、トラブルを予防できます。
不良の溜まり場になっている可能性を考える
心霊スポットは人気がないため、あえて心霊スポットを溜まり場にしている不良も少なくありません。
悪いことをしても警察にバレにくく、心霊スポットを訪れた人を恐喝し金品を奪えるからです。
知らずに足を運ぶと霊とは異なる恐怖を味わうことになるため、SNSやインターネットを使って入念に下調べをしてから行きましょう。