世の中には「聴いたら死ぬ曲」が存在するといわれています。
興味はあるものの、本当に存在したら怖いですよね。
この記事では、聴いたら死ぬ曲の噂を解明し、恐怖音楽の謎を紹介。
噂なのか、真実なのか…気になる部分を徹底的に解説します。
「聴いたら死ぬ曲・呪われる曲がある」って本当?!
聴いたら死ぬ曲として恐れられている「暗い日曜日」を知っていますか?
1933年にハンガリーで発表されましたが、一時期はこの曲を聴いて自殺した人が後を絶たず、その数なんと157名にも上るのだとか。
歌詞には、恋人の死を嘆いて自殺を決意する…という過激な内容が含まれています。
実際にラジオで同曲を流したところ、自殺者が相次ぎ、放送禁止になったという事実も。
さらに、1968年にこの曲の作者も自殺したというのですから驚きです。
とはいえ、当時は軍事侵攻の影響で、自殺者が出ても不思議ではない時代。
作者の自殺は「暗い日曜日」が直接の原因ではない可能性もありますが、自死のきっかけになった可能性は否定できません。
さまざまな憶測が飛び交っていますが、実際は「都市伝説」として知られています。
過度に気にする必要はありませんが、真相を確かめるために、軽はずみな気持ちで聴くのはやめましょう。
「聴いたら死ぬ曲」がどうぶつの森で聴ける?
2020年3月20日、任天堂から発売されて瞬く間に人気となった「あつまれどうぶつの森」。
ほのぼのとした内容のゲームですが、そこに出てくるキャラクター「とたけけ」に暗い日曜日をリクエストすると聴ける…という噂があるのです。
ある都市伝説では、興味本位で暗い日曜日をとたけけにリクエストした子どもが、曲を聴いた3日後にマンションから飛び降りて自殺した…という話があります。
しかも、遺品整理した時に、あつまれどうぶつの森のカセットがDSの中に入っていなかったのだとか。
しかし、実際にとたけけにリクエストすると、曲を歌い終わった後に次のような答えが返ってきます。
「なーんてね。ホントはぼくのレパートリーにそんな曲はなかったんだ。代わりの曲を歌わせてもらったよ」と。
つまり、あつまれどうぶつの森では、聴いたら死ぬ曲「暗い日曜日」が流れることはないのです。
都市伝説がある曲5選
世の中には聴いたら死ぬ曲といわれる「暗い日曜日」以外にも、都市伝説になっている曲が数多く存在します。
ここでは、そのなかでも厳選して5曲を紹介。
どのような都市伝説が隠されているのか、見ていきましょう。
LIFE / 中島美嘉
「LIFE」は中島美嘉の23枚目のシングル。
この曲は、フジテレビ系土曜ドラマ「ライフ」の主題歌に抜擢されましたが、よく聴くと女の子の声で「お母さん」と入っていると、多くの声が挙がっています。
気になる箇所は、イントロ開始から1分17秒のあたりですが、確かに小さく聴こえます。
しかし、これはディレイ音なのでは…?という説が濃厚です。
ディレイ音は、音楽の世界ではよく取り入れられる手法なので、亡霊だとは考えにくいでしょう。
YES-YES-YES / オフコース
オフコースが歌う「YES-YES-YES」は、1982年6月10日にリリースされた通算23枚目のシングル。
この曲の1分57秒あたりを聴くと「ねぇ、私にも聴かせて」という小さな声が入っていると話題です。
亡霊の声と噂されていますが、実際はレモンツリーというデュオの女性の声だそう。
当時、同じスタジオで収録しており、意図的に入れたようです。
涙 -Made in tears- / 中島みゆき
中島みゆきが歌う「涙 -Made in tears-」にも、亡霊の声だと噂される箇所があります。
曲が始まって1分10秒あたりに「死ねばいいのに」という女性の声が入っていると、多数寄せられているのです。
声の正体は不明ですが、この曲をリリースした後の1988年以降、一度はメディアへの露出が減った中島みゆきの人気が戻ってきています。
中島みゆきの成功を呪った亡霊の声ともいわれていますが、彼女の活躍ぶりから、呪いの声ではなさそうですね。
MOON / レベッカ
1988年2月26日にリリースされた、レベッカの9枚目のシングル「MOON」。
この曲の2番のBメロの部分で「先輩」という声が入っており、亡霊の声なのでは…?と、推測する人が後を断ちませんでした。
しかし、この声はエフェクトをかけたNOKKO本人の声であることを、当時のレベッカのディレクターが語っています。
「MOON」がリリースされた時は騒がれていましたが、本人の声だとわかれば安心して曲を楽しめますね。
歩いてく / ケツメイシ
ケツメイシが歌う「歩いてく」は、2005年に発売されたアルバム「ケツノポリス4」の収録曲。
イントロが始まってからすぐ「お兄ちゃーん」と呼ぶ女の子らしき声が入っていると騒がれているのです。
しかし、これは人の声ではないことが判明。
調査の結果、ギターやドラムの音が重なり合い、偶然にも「お兄ちゃーん」と聴こえた説が有力だということがわかっています。