カップルの会話には、冗談を言ったり軽口を叩いたりすることもあるでしょう。
しかし、悪気のない一言でも、相手を深く傷つけるケースは少なくありません。
「冗談だから」「そんなつもりはなかった」と思っていても、受け取る側はそうではないこともあるのです。
本記事では、恋人同士で冗談でも言ってはいけない言葉を、彼女・彼氏それぞれに分けて紹介します。
言葉の選び方ひとつで関係が終わることもあるため、注意すべきポイントとして知っておくことが大切です。
【カップル】彼女に冗談でも言ってはいけない言葉7選
恋人との会話で何気なく放った一言が、彼女の心に深く残ることがあります。
ここでは、冗談でも言ってはいけない言葉や地雷フレーズを見ていきましょう。
太った?
食事中や、何気ない会話で出やすい一言です。
相手に悪気がなくても、女性にとって体型の話題は非常にセンシティブ。
とくに恋人からの指摘は、自分の魅力を否定されたように受け取られることがあります。
無意識の一言が、自己肯定感を下げる原因になるため冗談でも言ってはいけないです。
元カノは○○だった
過去の恋愛の話をしている流れや、何かの比較をする際に出やすい発言です。
相手を貶すつもりがなくても、前の恋人と比べられることで不安や劣等感を抱かせます。
「まだ未練があるのではないか」「私はそれ以下なのかも」と感じさせ、信頼関係に影響を及ぼすこともあるでしょう。
また泣いてるの?
ケンカ中や感情的な場面で、つい言いがちな一言です。
泣いている理由を軽く扱われるため、相手に「気持ちを理解してもらえない」と感じさせます。
その結果、感情表現に抵抗感を覚えるようになり、相手への本音も言いづらくなるでしょう。
その服イマイチじゃない?
出かける前や服選びの場面などで、つい率直に感想を伝えたときに出る言葉です。
本人が気に入って選んだ服を否定されると、センスを否定されたように感じることがあります。
とくに、外見や服装は自己表現のひとつであるため、否定的な言葉は大きなショックにつながるのです。
冗談でも言わないようにしましょう。
お母さんっぽいね
注意された時や、世話を焼いてもらったときに何気なく出やすいフレーズです。
たとえ褒め言葉のつもりでも、「老けた」と受け取られることがあり、相手を不快にさせるリスクがあります。
また、「女として見られていない」といった誤解を与えるケースもあるでしょう。
女ってめんどくさい
些細なケンカやすれ違いのときに、出やすい言葉です。
性別で人を判断しているような発言は、価値観や人間性を否定されたように感じさせます。
「理解されていない」と感じることで、相手の信頼や安心感が大きく損なわれる可能性があるため、冗談でも言ってはいけないでしょう。
別れてもいいけど?
ケンカの最中や、相手を試したいときに出やすいフレーズです。
たとえ本気でなくても、別れという言葉を軽々しく使われることで、相手は強い不安を抱きます。
関係を大切に思っていない印象を与え、安心感や信頼が大きく損なわれることにもつながるでしょう。
【カップル】彼氏に冗談でも言ってはいけない言葉7選
女性だけでなく、男性にとって傷つきやすい言葉も少なくありません。
ここでは、彼氏が本気で凹む冗談でも言ってはいけない言葉を取り上げていきます。
頼りないなあ
何か失敗したときや、判断を迷っている彼に対して思わず出てしまう一言です。
軽く言ったつもりでも、男性にとって「頼りがい」は自尊心と直結している部分。
からかい半分で言われても、自信を失ったり男として見られていないと感じたりする原因になります。
○○くんのほうがすごくない?
友人や同僚の話題をする中で、つい他人と比較してしまう言葉です。
相手を褒める流れでも、自分が劣っていると言われたように受け取られる可能性があります。
プライドを傷つけられたと感じたり、劣等感を強く覚えたりする要因にもなり、二人の間に距離が生まれることもあるでしょう。
給料少ないね
将来の話や生活費の話題になったときに、ふと出てしまう言葉です。
お金に関する話はセンシティブであり、冗談交じりでも否定されたと感じる男性は多くいます。
収入の多い・少ないは努力や評価とも結びつきやすく、自信や価値観に影響を与えることがあるため、冗談でも言わないようにしましょう。
子どもみたい
否定的な場面ではなく、ふとした冗談で出やすい一言です。
かわいいというニュアンスのつもりでも、上から目線に受け取られることがあります。
「対等なパートナーとして見られていない」と感じさせることで、信頼関係にヒビが入る可能性もあるでしょう。
どうせ結婚する気ないでしょ
将来について不安になったとき、軽い探りのつもりで言ってしまうケースです。
相手にとっては、プレッシャーをかけるように聞こえたり、「責められている」と感じさせたりすることもあるでしょう。
曖昧な関係を見直すどころか、気持ちが冷めるきっかけになる可能性があります。
つまんない男だね
話が盛り上がらないときや、刺激を感じられないときに、口をついて出るフレーズです。
性格や人間性を否定されたように感じる一言であり、笑って受け流せるものではありません。
一緒にいても楽しめない存在と伝わり、自己肯定感を大きく下げることにも繋がります。
浮気してるでしょ?
彼氏が頻繁にスマホを見ていたり、連絡が少し遅れたりしたときなど、何気ない疑いを込めて発してしまう言葉です。
信頼されていないと感じさせる言葉であり、たとえ冗談でも関係の土台を揺るがす原因になります。
言われた側は「信用されていない」と思い、精神的な距離を感じることもあるでしょう。
まとめ┃冗談でも、相手を傷つける言葉には気をつけよう
カップルの間で交わされる何気ない一言が、心の距離を広げることもあります。
冗談のつもりでも、相手がどのように受け取るかを必ず考えましょう。
日々のやりとりの中で「これは大丈夫かな?」と立ち止まる意識を持つことが、信頼関係を長く続けていくための土台になります。
言葉の選び方ひとつで、関係はより穏やかで安心できるものに変わっていくでしょう。