葬式で流して欲しい曲20選!自分の葬式で流す曲の選び方・注意点も解説

葬式で流して欲しい曲

「自分のお葬式には好きな曲を流してほしい」と考える人もいるでしょう。

厳かな雰囲気の中執り行われる葬式の場で、好きな曲を流しても良いのか疑問に感じる人もいるかもしれません。

この記事では、葬式で流したい定番曲や泣ける邦楽を紹介します。

葬式の曲を自分で選ぶ際に気を付けたいポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

葬式で流して欲しい定番の名曲

近年では「音楽葬」と呼ばれる好きな音楽を流すお葬式も増えています。

故人への想いや生前での感謝の気持ちを歌にのせてお見送りができるので、好きなアーティストや想い入れの深い曲がある人は検討してみてはいかがでしょうか。

しかし、葬式の雰囲気を壊さないような選曲にしたい人も少なくありません。

こちらでは、葬式で流してほしい定番の名曲を紹介します。

アメイジング・グレイス / ジョン・ニュートン

イギリスの牧師・ジョン・ニュートンが作詞した「アメイジング・グレイス」。

心を癒される美しい旋律にうっとりとする名曲で、200年以上も愛され続けている讃美歌です。

神への恵みや救いの想いを込めて作られた曲なので、故人を送る葬式にもぴったりですよ。

川の流れのように / 美空ひばり

「川の流れのように」は、歌謡界の女王として今もなお愛され続けている美空ひばりの楽曲。

ゆったりとそして力強い歌声が心にスッと染みわたる曲なので、厳かな葬式にも相応しい曲です。

流れるような人生の経験や思い出を振り返るような歌詞を聴きながら、故人との思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。

時代 / 中島みゆき

1975年にリリースした中島みゆきの「時代」。

「日本の歌百選」にも選ばれた日本を誇る名曲で、彼女の優しい歌声と温かなメロディに心を奪われます。

傷ついた心をそっと癒してくれるような歌詞は、葬式はもちろん別れや出会いなどのシチュエーションにも相応しいです。

この世を去った故人への悲しい気持ちに寄り添いながらも、前を向いて進む勇気を与えてくれる曲です。

千の風になって / 秋川雅史

故人を亡くした遺族の心を癒し、前を向く勇気を与えてくれる「千の風になって」。

アメリカ発祥の詩「Do not stand at my grave and weep」を小説家の新井満が和訳した曲で、テノール歌手として活動している秋川雅史がカバーしています。

美しいテノールの歌声と穏やかなメロディが、故人を亡くした悲しみにそっと寄り添ってくれます。

涙そうそう / 夏川りみ

夏川りみが2001年にリリースして以降、数々のアーティストにカバーされたり映画制作されたりと多くの人々に愛される名曲「涙そうそう」。

作詞を森山良子、作曲をBEGINが担当したことでも話題を集め、卒業式や別れの歌の定番曲となっています。

この世を去ったとしても心の中で生き続け、励ましてくれる存在であることを伝えてくれる曲です。

葬式で流して欲しいクラシック・BGM

葬式で曲を流す際はクラシックやBGMもおすすめです。

歌詞がないので式や進行の邪魔にならず、故人と向き合えますよ。

こちらでは、葬式の雰囲気に最適なクラシックやBGMを集めました。

レクイエム / モーツァルト

「レクイエム」はフォーレ・ベルディと並び「3大レクイエム」と称されるほど世界的に愛される鎮魂歌です。

モーツァルトが最後に手掛けた作品で、耳にしたことがある人も多いでしょう。

荘厳な雰囲気の曲は葬式にも相応しいです。

クラシック好きな故人の魂を鎮める曲として選んでみてはいかがでしょうか。

別れの曲 / ショパン

静かなピアノの旋律が厳かな雰囲気にぴったりなショパンの「別れの曲」。

哀愁をテーマにした楽曲で、彼の生涯を描いた映画作品「別れの曲」のメイン曲としても起用されています。

故人との別れの悲しみや切なさを表現しているかのような、しっとりと切ないメロディが傷ついた心を癒してくれるようです。

G線上のアリア / バッハ

数あるバッハの作品の中でも名曲として名高い「G線上のアリア」。

優雅で穏やかなメロディの中にどこか哀愁を感じさせる曲で、伸びやかなヴァイオリンとパイプオルガンの重厚感ある旋律が心に染みわたります。

葬儀でも使用されることが多い名曲で、美しいメロディで故人を見送るしょう。

神々の黄昏 / ワーグナー

「神々の黄昏」は、1876年に初めて上演された楽劇。

序幕を含む全3幕で構成されており、第3幕となる間奏曲「ジークフリートの葬送行進曲」は
厳かかつ感動的で葬式にも相応しいです。

故人を想う気持ちに寄り添いながらも、これまでの人生を讃えてくれるような力強いメロディ
に前を向く勇気を貰えます。

カノン / パッヘルベル

クラシックの定番としても高い人気を誇るパッヘルベルのカノン。

優雅でゆったりとしたメロディに癒される曲で、卒業式や入学式など別れや新たな出発のシーンでよく使用されています。

曲調は明るめですが静かで厳かな雰囲気も感じさせるので、葬式でもムードを壊す心配がありません。

「故人を送る葬式はあまり暗い雰囲気にしたくない」という人にぴったりのクラシックです。

おくりびと / 久石譲

「おくりびと」は、ジブリのテーマ曲をはじめさまざまなアーティストの編曲も担当している久石譲による作品。

2008年に公開された映画「おくりびと」のサウンドトラックに起用された曲で、切なくも温かさを感じるハートフルな曲です。

歌詞がなくゆったりと癒されるようなメロディが心地よく、故人との想い出に浸りながら葬式に参列できるでしょう。

葬式で流して欲しい泣ける邦楽

故人を見送り、冥福を祈る葬式だからこそ「感動的な葬式にしたい」と考える人もいるでしょう。

そんな故人の旅立ちとなる儀式を最高なものにしたい際は、感動的で泣ける音楽を選曲してみてはいかがでしょうか。

こちらでは、葬式で流してほしい、感動的で泣ける邦楽を集めました。

故人の好きなアーティストやイメージにあう楽曲で、故人との別れを彩りましょう。

逢いたくていま / MISIA

2009年に放送されたドラマ「JIN-仁-」の主題歌に起用されたことでも話題となった、MISIAの「逢いたくていま」。

美しいピアノの旋律と歌声にうっとりとする楽曲で、ゆったりとしたメロディが葬式の雰囲気にも合います。

大切な人との想い出はいつまでも心に残り続けます。

逢えない存在だけど逢いたいと願い涙を流すことは、決して悪いことではないことを教えてくれているようです。

花の匂い / Mr.children

「花の匂い」は、数々の名曲を生み出し続けているMr.childrenが2008年にリリースした曲。

戦争をテーマにした映画「私は貝になりたい」の主題歌で、亡き人への想いを綴った切なくも感動的な曲となっています。

住む世界が違っても心では繋がっていると信じさせてくれるような、優しくも温かな歌詞が胸に刺さります。

瞳を閉じて / 平井堅

平井堅の20曲目のシングルとして2004年にリリースされた「瞳を閉じて」。

映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の主題歌として制作された曲で、作中の切なさや苦しみが伝わってきます。

瞳を閉じれば思い出す大切な存在を胸に残しながらも、前を向こうとする主人公の葛藤や切なさに共感すること間違いなし。

平井堅の優しい歌声に癒されながら、故人への思い出にふけってみませんか。

さよなら / かりゆし58

日本テレビ「銭ゲバ」の主題歌に起用されたかしゆり58の「さよなら」。

二度と会えない存在との別れをテーマにした曲で、別れの悲しさだけでなく前を向く力強さも感じさせる曲です。

出会いがあれば別れがあるのも当然です。

この曲は、別れを悲しむだけではなくきちんとお別れすることも大切であることを教えてくれています。

いつも何度でも / 木村弓

「いつも何度でも」は、大ヒットを博した映画作品「千と千尋の神隠し」となった名曲。

ゆったりとした静かなメロディが特徴的で、葬式でも使用されることが多いです。

長い人生の中には数々の悲しみや辛い出来事があり、それを経験したからこそ今があることを
教えてくれます。

今は悲しくても大切な存在は心の中で生き続け、いつでも何度でも支えてくれることに気づかせてくれる優しさに満ちた曲です。

自分の葬式で流したい「ありがとう」を伝える曲

音楽は時として自分の気持ちや想いを代弁してくれる存在でもあります。

「自分の葬式では遺族たちに感謝の気持ちを伝えたい」という人もいるでしょう。

そんなときは、これまでの生涯や遺族への感謝の気持ちを音楽に込めてみてはいかがでしょうか。

こちらでは、自分の葬式で流したい「ありがとう」を伝える曲を紹介します。

言葉にできない / 小田和正

「言葉にできない」は、小田和正が活動していたバンドグループ・オフコースの楽曲としてリリースした曲。

バイトの解散を考えた時期に制作した曲で、言葉にできないほどの苦しさや悔しさを綴っています。

しかし、夢半ばで諦めた悔しさと同じくらい嬉しさや喜びもあることも訴えています。

残された家族や友人に「あなたに会えてよかった」という気持ちを伝えられる名曲です。

ありがとう / いきものがかり

家族や友人など周りの人たちに感謝の気持ちを伝えたい際にぴったりなのが、いきものがかりの「ありがとう」。

2010年にリリースした曲で、NHKで放送された連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌として書き下ろされた楽曲です。

大切な人と過ごした何気ない日常が幸せだったことを伝えてくれる、温かみのある歌詞が心に染みわたります。

最期の川 / CHEMISTRY

「最期の川」は、CHEMISTRYの22枚目のシングル曲として2007年にリリースした曲。

映画「象の背中」の主題歌として書き下ろされた曲で、作詞を数々の名曲を生み出してきた秋元康が担当しています。

亡くなった主人公が最愛の人に向けて愛を伝えている究極のラブソングとなっており、ゆったりとした切ないメロディが涙を誘うでしょう。

愛をこめて花束を / superfly

お祝いソングとしても高い人気を誇るsuperflyの「愛をこめて花束を」。

彼女の代表曲ともいえるヒット曲で、2008年にシングル曲としてリリースされました。

巡り合った人たちへの感謝と愛を伝える非常にポジティブな曲で、最後は楽しく見送ってほしいという人にぴったりです。

またあえる日まで / ゆず

ゆずの「またあえる日まで」は、2002年にリリースした通算14枚目となるシングル曲。

国民的アニメ「ドラえもん」の7代目EDテーマソングに起用された曲で、同作品の映画「ドラえもん のび太とふしぎ風使い」の主題歌にも起用されています。

みんなと過ごした日々は自分にとって宝物だったことを、優しいメロディにのせて歌っています。

繰り返される「またあえる日まで」のフレーズがどこか切ない旅立ちの歌です。

自分の葬式で流す曲を決めるときの注意点

最近では色んなスタイルの葬式が行われており、故人や遺族の意向に合わせて柔軟に対応してくれる葬儀場も増えています。

しかし、葬式とは本来厳かな雰囲気で行われるものであるため、流す曲の選曲にはいくつか注意したい点があります。

こちらでは、自分の葬式で好きな曲を流したいときに気を付けたいポイントを紹介します。

著作権に注意する

葬儀場で音楽を流す場合に注意したいのが著作権。

楽曲によっては「日本音楽著作権協会(JASRAC)」に許諾を得る必要があり、場合によっては著作権使用料が発生することもあります。

遺族側が責任を問われる心配はないものの、葬儀社側に迷惑がかかる場合があるので著作権侵害にならないよう注意しましょう。

自分の葬式で好きな曲を流したい場合は、遺族などに著作権を確認してもらうよう伝えておくことが大切です。

曲を流すタイミングを考える

葬式では音楽を流すタイミングがある程度決められており、選曲可能なシチュエーションは葬儀社によっても異なります。

音楽が流れるタイミングとしては以下があげられます。

  • 開式前
  • 故人の紹介
  • お別れの言葉や弔電を読み上げるシーン
  • 棺へ花や思い出の品を入れる際
  • 出棺

故人の生涯を振り返るシチュエーションは、好きだったアーティストや好きな曲を自由に選べる場合が多いです。

しかし、あまりに葬式に相応しくないと判断された場合は、断られる可能性もあるので曲調などはよく考えて選曲しましょう。

遺族に明確に伝わるようにする

自分の葬式で流したい曲があるとしても、実際に準備や確認するのは遺族になります。

そのため、葬式の曲の要望や演出などは、遺族に明確に伝わるよう準備しておきましょう。

曲名・アーティスト名だけでなく、葬儀のどのシーンで流してほしいのかも明確に伝えることが大切です。

また、流してほしい曲をCDなどにまとめて渡しておくと、間違えることがなく安心です。

生演奏など細かい要望がある際も、しっかりと要望をまとめ伝えておくようにしましょう。

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