カッコいいイメージのある戦国武将。
しかし、一部の戦国武将にはクズエピソードが存在します。
この記事では、戦国武将のクズエピソードを7つご紹介します。
身重の妻をも裏切る最低武将「松賀族之助」のクズエピソード
松賀族之助のクズエピソードとして、小姓騒動が挙げられます。
小姓騒動とは、権力争いの事件。
族之助は内藤義概の長子である義英を廃嫡し、義孝を後継にしようと画策します。
そのために、身重だった妻を内藤義概の側室として差し出し、さらに妊娠していることを伏せていたのです。
こうすることで自分の子供が藩主の跡取りとして生まれ、乗っ取れると考えたのですね。
その後、義概に噓の密告をすることで義英を幽閉させますが、反発した小姓たちが族之助の側近を討ち、事件は終結しました。
身重の妻さえも裏切るなんて、すさまじいクズっぷりですね。
Mr.下剋上武将「松永久秀」のクズエピソード
戦国時代最悪の武将ともいわれている松永久秀。
松永久秀は三好長慶に見初められて出世しましたが、その三好家を我が物にしようと画策するのです。
三好長慶の跡継ぎを暗殺したり、三好長慶の妻を側室にしたりといった悪行を重ねたというクズエピソードが満載です。
とんでもなく粗暴だった新撰組・初代局長「芹沢鴨」のクズエピソード
新撰組の初代局長だった芹沢鴨にもクズエピソードが存在します。
新撰組が大阪に遠征中に、力士たちと揉めたことがきっかけです。
揉めた理由は「どちらが道を譲るか」というくだらないもの。
しかし芹沢鴨は、持っていた鉄扇で力士たちを殴りまくって退散させます。
その後、お礼参りに来た力士たちを、泥酔した芹沢鴨が刀で斬りつけ死傷者を出すまでの騒ぎとなるのです。
家臣にとんでもないあだ名を付けた武将「織田信長」のクズエピソード
戦国武将として名高い織田信長にもクズエピソードが。
織田信長が豊臣秀吉を「猿」と呼んでいたのは有名ですが、実は他にもあだ名を付けていました。
それはなんと「禿ねずみ」。
他にも明智光秀を「きんかん頭」と呼んでいたのだとか。
それを家臣が知ったらどんな気持ちになったでしょうね。
自ら女狂いの自覚があった残念な武将「豊臣秀吉」のクズエピソード
天下統一を果たした豊臣秀吉ですが、彼にもクズエピソードが存在します。
豊臣秀吉は女癖が非常に悪く、側室にする女性もとっかえひっかえだったのだとか。
なんと世話になった織田信長の娘にまで手を出していたというのだから驚きです。
妻である「ねね」が浮気にほとほと疲れ、信長に相談したこともあるというくらいです。
泥酔して失態を繰り返す酒豪武将「福島正則」のクズエピソード
酒での失敗は多くの人が経験しているでしょう。
福島正則もその一人です。
自分から「酒を飲み干せたら何でもやるよ」といってしまったが故、そのまま飲み干され天下の名槍を奪われたという何ともいえないエピソードがあります。
また、身分の低いものが下船する際に木綿に着替える風習があったにもかかわらず、その命を守らなかった家臣に対して切腹を強要。
家臣は実際に切腹し亡くなったのですが、酒によって眠った福島正則は起きた後、何事もなかったかのように家臣を呼んだのだとか。
ビックリする程のクズっぷりですね。
暗殺のプロと呼ばれた武将「宇喜多直家」のクズエピソード
宇喜多直家は暗殺のプロと呼ばれた武将であり、妻の父や娘の嫁いだ相手を罠にはめて暗殺したことから「日本三大梟雄」として数えられています。
彼による犠牲者の多くが親類縁者であり、目的を果たすためには身内でも関係なく殺めるといった冷酷さが伺えます。
また、男色家に美男子を送り込み、戯れている最中に寝たところをその美男子に殺害させるなど、手段を選ばない暗殺のプロでした。