「暗い日曜日」は聞いてはいけない呪いの曲とされ、海外では「自殺の聖歌」とも呼ばれています。
本記事では、この曲が「本当に死ぬ」と言われる理由や背景、実際の感想、さらに登場した作品やゲームについて解説します。
「暗い日曜日」を聞いたら本当に死ぬ?
本作の恋人の死を悼む歌詞や、ナチス・ドイツの侵攻による不安定な社会情勢が背景にあり、噂は誇張された部分が多くあります。
実際の事例自体はごくわずかで、都市伝説の要素が強いといえます。
「暗い日曜日」を聞いたら死ぬといわれる理由
「暗い日曜日」が死と結びつけられるのは、歌詞の内容や時代背景、作曲者の逸話など複数の要因があります。
ここでは代表的な理由を見ていきましょう。
日曜日に亡くなった恋人を思い、死を覚悟する歌詞から
「暗い日曜日」は、亡くなった恋人を思い嘆き、自らも後を追うという暗い歌詞と曲調が特徴です。
特に冒頭から強いビブラートをかける特殊な歌唱法が、聴く人の心を不安定にするとされます。
この表現と旋律の陰鬱さが相まって、曲を耳にした人が死を連想する要因になったと考えられているのでしょう。
世界中で数百人亡くなったという都市伝説
「暗い日曜日」を聴いた人が世界で数百人、そのうち157人のハンガリー人が亡くなったとする噂が広まり、「呪いの曲」と恐れられました。
しかし根拠は不明で、自殺との因果関係の調査報告では関連自殺はごく少数とされています。
噂や報道の誇張が曲の不気味さと結びつき、都市伝説となったと考えられます。
自ら命を絶ってもおかしくない時代に当楽曲が死への引き金になった
発表当時のヨーロッパは戦争や経済不安が重なり、人々の心は疲弊していました。
精神的に追い詰められた状態で「暗い日曜日」を耳にしたことで、死を選ぶきっかけになった可能性が指摘されています。
曲そのものよりも、時代背景が影響したとみられるのです。
作曲者本人とその恋人が自ら命を絶っている
作曲者レジェー・シェレシュは作品のヒット後に自殺しており、恋人も命を絶ったとする説があります。
ただし恋人の自殺は証拠が乏しく、事実かは不明です。
こうした逸話が噂を加速させ、「暗い日曜日」が危険な曲とされる一因になりました。

暗い日曜日を使っている作品・ゲームが存在する?
「暗い日曜日」は都市伝説だけでなく、映画や漫画、ゲームなどにも登場します。ここでは印象的に使われた主な作品を紹介します。
パイナップルARMY
浦沢直樹の漫画「パイナップルARMY」では、「暗い日曜日」が物語のキーとして使われています。
登場人物がこの曲を聴くシーンは不穏な空気を強調し、読者に強い印象を残しました。
楽曲の持つ陰鬱さが、作品全体の緊張感や心理描写に深みを与える演出として効果的に活用されています。
どうぶつの森
人気ゲーム「どうぶつの森」シリーズでは、とたけけが歌う曲の中に「暗い日曜日」に似たメロディがあるという噂があります。
聞き方は不明とされ、実際に聞いた人が亡くなったという都市伝説めいた話まで流れました。
公式に明言はないものの、日常的で穏やかなゲームに異質な印象を残す存在となっています。
歌わせたい男たち
戯曲『歌わせたい男たち』では、登場人物が「暗い日曜日」を歌う場面が登場します。
物語の流れの中でこの曲が選ばれることで、シーン全体が切なさや重苦しさに包まれ、観客に強い感情を呼び起こしました。
楽曲の持つ背景や都市伝説的なイメージも相まって、演劇的な演出効果を高めています。
