みなさんは、自分の前世が何だったのか考えたことはありますか?
たとえば、動物ならあなたは犬・猫・鳥、それとも別の動物でしょうか。
実は、前世が動物だった人は現世において、いくつかの特徴があります。
今回は、前世が動物の可能性がある人の特徴をみていきましょう。
前世が動物だった人の特徴7選
まずは、前世が動物だった人にはどのような特徴があるのか解説します。
汗っかきな人
前世が動物の人は、普段からよく汗をかきやすいといわれており、とくに馬だった可能性が高いです。
どのような動物でも基本的に汗はかきます。
しかし、他の動物は足の裏や鼻などの一部分のみなのに対して、人間のように大量の汗をかくのは馬だけ。
加えて、馬は人間とは別の汗腺(汗を作る器官)から汗をかくので、体温調節が上手いのも特徴です。
もし、頻繁に汗をかく人は、前世は颯爽とかける馬だったかもしれません。
何時間も眠り続けられる人
何時間も眠り続けられる人は、前世がクマやリスだった可能性があります。
もしかしたら、冬眠能力の名残が残っているのかもしれません。
冬眠できる動物は、基本的にクマ・コウモリ・ネズミなどの一部の哺乳類に限定されています。
そのため、人間は寒くなっても冬眠することはできません。
ですが、冬ごもりの如く、寝て過ごす時間が長い人は「越冬しなければ!」という意識があるのかも。
もし、普段から眠りが足りないと思っている人は、前世が動物だったのかもしれませんよ。
束縛されることが大嫌いな人
前世が猫だった人は、束縛されることが大嫌いな傾向にあります。
とくに、マイペース・一人の時間が好き・気まぐれといった性格の人は、猫だった可能性が高いです。
猫は基本的に単独行動を好み、自らすり寄ったり、服従したりすることはありません。
いつでも、自分のしたいことを優先する、自由気ままに生きている動物です。
そのため、自分あるいは周囲の人に、これらの傾向が見られたら、その人の前世は猫かも。
人見知りなので、交友関係が深く狭いという特徴もあります。
動物に好かれる人
動物に好かれる人は、前世が何らかの生き物だった可能性があります。
とくに、目が合ったり、呼んだりしたわけでもないのに寄ってくる場合は、本能的に「大丈夫な人だ!」と感じ取っているのかもしれません。
とくに、リーダー気質な人は前世がライオンといわれ、さまざまな動物から懐かれやすい傾向にあるそうです。
また、行動や話し方がゆったりしていたり、普段から明るく魅力溢れたりする人も好かれやすいといわれています。
いびきをかく人
前世が動物だった人は、いびきをかきやすい傾向にあります。
とくに、海の生き物だった可能性が高いです。地上(陸)での呼吸が難しいという前世の名残が、現世で顕現しているのかもしれません。
体毛が濃い人
体毛が濃い人は、前世が動物だったかもしれません。
とくに、特定の一本が太い・髪の毛や眉毛が濃い人は、力強さを象徴する動物だった可能性があります。
一概にはいえませんが、たとえば狼・ゴリラ・ゾウなどです。水牛やサイなどのパワー系の動物なども考えられます。
空を飛ぶ夢を頻繁に見る人
夢の中でよく空を飛んでいる人は、前世が自由に飛び回る鳥類だったのかもしれません。
とくに、空を飛んでいて驚いたり、怖がったりしないようであれば、鷹や鷲だったと考えられます。
彼らはとても視野が広く、常に冷静で俯瞰力が高いです。
優雅かつダイナミックに飛ぶ姿はまさに空の王者。
夢の中とはいえ、空を飛んで冷静なのは前世が空を制する生き物だったからかもしれません。
輪廻転生にはどんな種類がある?
前世が動物だったにもかかわらず、現世で人間になったのは魂が輪廻転生を繰り返しているからです。
しかし、必ずしも人間に生まれ変わるとは限りません。
どのように転生するかは、前世での行いによって決まります。
ここでは、魂が巡る世界「六道」について解説します。
地獄道
地獄道は、文字通り地獄のような苦しみを味わうとされる、とんでもない世界です。
六道をビルに例えるなら、地獄道は地下よりもさらに下の最下層。
生前に犯した罪が重ければ重いほど、深いところまで堕ちていきます。
地獄道には、それぞれ性質の異なる8つの地獄(八大地獄)があるとされ、こちらも重層的になっています。
どのような痛み・苦しみを受けるかは定かではありませんが、言葉では言い表せない世界が待っているそうです。
餓鬼道
餓鬼道は、常に飢えと渇きによって苦しみ、決して満たされることがない世界です。
たとえ、目の前においしそうな食べ物があったとしても、それを一度食したのならば火となり燃え盛ります。
とくに、食への執着や欲望が強い人、他人のものを貪り食う欲求が強い人が堕ちるところです。
ただ、餓鬼にも種類があり、中には食べ物にありつける餓鬼もいます。
しかし、ほかより贅沢をしても、六道の世界では絶対に満たされることはありません。
畜生道
畜生道は、生前の悪行によって畜生(動物)になった世界のことです。
地獄・餓鬼と同じく、人間が死後赴く最下層のひとつで三悪道(三悪趣)ともいいます。
ここは、善悪の判断がつかず、因果さえも曖昧な人が堕ちるところ。
現実世界が弱肉強食であるように、畜生道も狩るか狩られるかの世界です。
そのため、常に命の危機にさらされ、明日は我が身と怯えて救いのない日々を送ることになります。
修羅道
修羅道は、インド神話における戦闘狂の鬼神・阿修羅がいる、戦いの絶えない世界のことです。
怒り・苦しみ・執着・欲望などに支配され、周囲の人を蹴落とす日々が続きます。
しかし、修羅道は六道の中でも上の階層に位置するほど、ほかに比べ苦しみが少ない世界。
人間道・天上道とあわせて三善道(三善趣)と呼ばれています。
筆紙に尽くしがたい苦しみを考えると、修羅道がいかにマシな世界か伝わってきますね。
人間道
人間道とは、今私たちがいるこの世界のことです。
喜怒哀楽すべてを感じることができ、迷ったり苦しんだりします。
もちろん、善悪の判断もでき、道理を理解することも可能です。
そして死後、転生する際の手引き書となる、仏教を修得できるたったひとつの道ともいえます。
階層でいうと修羅道の上、次で解説する天上道の下に位置するところです。
天上道
天上道は、六道の最上層にあるとされる世界です。
ほかの世界と比べ、圧倒的に苦しみが少なく、楽しいことのほうが多いといわれています。
生前、善行を積んだ者が天人に生まれ変わるとされ、享楽に満たされた時間を過ごすそうです。
ただし、天上道はあくまで六道のひとつ。
死を迎えることもあれば、痛みや悲しみを伴うときもあります。
極楽浄土とは違い、輪廻転生において魂が生まれ変わる世界のひとつなので、知っておいてください。